産地直送のメリット
産地直送は流通のショートカットが生む抜群の鮮度と味がポイントに
産地直送のメリット1 産地直送の意味
「産地直送」とは流通経路を指す用語の一つで、生産者から消費者へ直接製品が届けられるスタイルといわれます。
では、どのような「もの」が「産地直送」で流通しているかと調べてみますと、
野菜や果物などの農産物、肉などの畜産物、魚などの魚介類で「産地直送」が多くみられるようです。「産地直送」は流通経路の中間に卸業者や小売業を通さないため、価格が安く新鮮なものが消費者のもとに届けられるというメリットがあります。
具体的に「一般流通」と「産地直送」の流通経路の違いをご説明します。
「一般流通」経路では、「生産農家」→「農協」→「市場」→「店舗」→「食卓」といったルートをたどってご家庭の食卓へ新生姜は届けられてきました。(もっと長かったり短かったりする流通経路も実際には存在しますが)
しかし、オンラインショップの登場により、「産地直送」は「生産農家」→「食卓」となって流通経路のショートカットが可能になったわけです。
でも、いわゆる「産地直送」はこんな場合にもよく使われています。
ご存じの方も多いと思いますが、道路沿い等に「産地直送」の看板がある直販所があってこれも「産地直送」の範疇に入ることになっています。その理由は、生産農家と消費者の間に小売店が入っていたとしても、両者の距離が近いのであれば、「産地直送」といってもいいというわけです。
また、街の店舗やスーパーでも「○○県産 産地直送」の商品説明を掲げていることもあります。恐らく、流通経路の長さが従来よりも短い、つまりショートカットされているという意味で「産地直送」なのでしょう。
いずれにしても、「産地直送」の意味する「直送」ではないのではと思ってしまうのは私だけかもしれませんが。
産地直送のメリット2 消費者にとってのメリットとは?
「産地直送」は、生産者から消費者へ直接商品が届けられるスタイルです。「産地直送」は仲介業者を挟まないため、価格や品質において様々なメリットがあります。
どのような「産地直送」のメリットがあるでしょうか。
① 産地直送メリット|自宅へ商品を運ぶ苦労が消える
今までは、旅行や出張等の時に地元の特産品を新鮮さからくる美味しさを知り、堪能して、お土産として生産地で特産品を購入することがいわゆるセルフ「産地直送」でした。
今、オンラインショップの登場により自宅に居ながらにしてこれができてしまいます。
生産地で直接購入するため生産地まで出かけなくても、オンラインショップを利用すれば生産者から直接新鮮な農産物や畜産物を購入できるようになってきています。
普通に店舗で買った場合、当たり前ですが、自宅まで持って帰ることが必要です。もちろん商品の量や重さにもよりますがかなりの手間ですよね。
エレベーターのないアパートにお住まいの方は上の階へ階段を使って商品を持って上って行くことになります。あるいは、坂の上にある自宅へと上って行くこともあるでしょう。さらに、年齢が高かったり、障がいがあったりするとさらに大変な苦労をすることになります。
でも、オンラインショップの「産地直送」を活用すれば、自宅まで配達してくれるので重い荷物を運ぶという苦労が消えてなくなります。これは朗報です。
② 産地直送メリット|新鮮な商品が手に入る
オンラインショップの「産地直送」は、生産者から直接宅急便等で商品が送られます。このため、「産地直送」は新鮮度の高い商品が自宅に届けられます。
農産物・畜産物・魚介類の多くは、収穫された時点から時間が経過するにつれ、徐々に新鮮さが落ちていくのが一般的です。
そのため、普通の流通方法では、消費者の元へ届くときには商品の新鮮さが落ちている可能性が高くなってしまいます。
この点、オンラインショップの「産地直送」は、生産者から直接届けられるので、新鮮なまま消費者の食卓に商品をあげることができるのです。
また、製品の魅力を熟知した生産者が梱包をするので、どのようにすれば製品がより新鮮な状態を保ったまま輸送されるのかについて、徹底的に考えられています。
早い場合ですと、朝に出荷した商品が次の日の内に届くこともあります。
新鮮さは「産地直送」の魅力の一つです。
③ 産地直送メリット|生産者の顔が見え、信頼できる生産者から買うことができる
生産者を紹介して販売している店舗やスーパー等もあるようになってきましたが、それでも普通は生産者のことは気にせずに商品を購入してきました。
しかし、オンラインショップの「産地直送」では、生産者がどこでどのように育てたのかがよく分かります。情報を開示しているため、安心して買い物できます。生産者の顔が見えることで、地域の食材選びを楽しめるのも魅力です。
信頼できる生産者に出会うと、家族の健康を考えた無農薬の農作物や、飼料にこだわった畜産物など、安全なものを手に入れられます。これがオンラインショップの「産地直送」ができるメリットです。
生産者の製品に込めた想いも合わせて受け取ることができるようになるでしょう。
④ 産地直送メリット| 流通業者を通さないためコスパがいい
「一般流通」は、生産者から商品を消費者の元に届けるには、多くの流通経路を通す必要があります。
そのため、流通経路を通る度に中間マージンが上乗せされ、商品が消費者の元に届けられるまでに流通経路の多さによって価格が上がっていくこととなります。
流通経路が長くなるに従って、生産者から消費者へ届く日数がかさみ、それと同時に新鮮さは失われていきます。
消費者の「新鮮なものを手に入れたい」という欲求が高まるに従って、徐々に生産者から消費者の元に直接商品が届けられる「産地直送」が注目されるようになっています。
以前は、このためのシステムが発達していなかったため、生産者が直接消費者の元に商品を売りに行く、もしくは消費者が生産者の元に商品を買いに行くというシステムを取らざるを得なかったわけです。
「産地直送」と聞けば、一見贅沢のように思えますが、実は意外とリーズナブルな価格で手に入ることがあります。
「産地直送」は卸業者を利用することがなく、また輸送にかかる手間も必要最小限にしているので、消費者と生産者の間に中間マージンが発生することはほとんどありません。
そのため、市場に流通している商品よりも高品質なもの、鮮度が高いものが安い価格で消費者に届くということが多いことになります。
⑤ 産地直送メリット|美味しいタイミングを逃さない
「産地直送」が注目されるのは、商品の新鮮さや価格の面だけではありません。
美味しいタイミングで商品を届けられるというメリットもあります。
生産者が作った商品を卸業者に通すとき、卸業者からは出荷期日を指定されるのが一般的となっています。
このため、味の良し悪しは関係なく、指定の期日までに収穫して商品を出荷しなければなりませんでした。
また、流通経路を通すと、生産者から消費者の元へ商品が届くのにある程度の日数がかかるため、特別に品薄な場合を除けば、できるだけ「早い時期に」出荷した方が価格を高くなることが多いのです。
そのため、少しでも「早く」生産して、「早く」出荷したい!という心理になってしまいます。
例え、時間をかけたほうがより美味しくなると分かっていたとしても、卸業者は流通量を確保するため期日までに多くの商品を集めようとしますし、生産者は少しでも早く、流通経路に出荷しようとしてしまうのです。
⑥ 産地直送メリット|オンラインで全国どこからでも新鮮なまま注文できる
今までは、生産者は流通経路に頼らざるを得なかったのですが、オンラインショップの登場により状況は一変しました。
オンラインショップの「産地直送」で流通経路を通す必要がないので、商品を直接、消費者の元へ届けられるのです。本当の意味での「産地直送」がオンラインショップで出来ているわけです。
生産者はオンラインショップを開設することで、全国どこからでも、消費者に「産地直送」で商品を直販が可能となりました。
産地直送のメリット3 生産者にとってもメリット
消費者にとってメリットばかりのオンラインショップの「産地直送」ですが、もちろん生産者にもメリットは多くあります。
その1つが「やりがい」です。例えば生産者は、自分たちの作った商品を販売して、それを手にした消費者の評価を直接に聞けるのです。
良い商品作りをすれば生産者自身が直接評価されます。
こだわりを持って作った製品を販売でき、それを望む消費者に届けられるのは生産者として充実感を得られるというメリットがあります。
産地直送のメリット4 まとめ
オンラインショップの「産地直送」のメリットはいかがだったでしょうか。
箇条書きにしてまとめますと次のようになります。
① 自宅へ商品を運ぶ苦労が消える
② 生産者の顔が見え、信頼できる生産者から買うことができる
③ 新鮮なものが手に入る
④ 流通業者を通さないためコスパがいい
⑤ 美味しいタイミングを逃さない
⑥ 全国どこからでもおいしいものを注文できる
⑦ 生産者にもメリットがある
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オンラインショップの「産地直送」は、地方の農業や畜産業、水産業を経済的に支援し、持続可能な日本社会を目指す一環として注目されています。ぜひ、「産地直送」を活用して、美味しい食材を楽しんでください。